理系大学生の英語学習日記

データや数値を使って定量的で分かり易い勉強法の紹介をしています.それ以外にも旅行や英会話サークルの活動など雑多な記事を書いています

【学生】奨学金を借りて株取引&つみたてNISAをして卒業旅行に行く話【資産運用】

こんにちはmanonです。

いきなりですが私は大学院に進学する際に奨学金を借りました、それも株取引をして資本を増やすためです。

奨学金は学費に困っている人のための物だろという意見もあると思いますが、私自身母子家庭で育ち裕福とは全く言えない育ちをしてきたのでそこは多めに見て下さい。

大学院に入学して1年経ち色々と状況が落ち着いてきたのでこうしてブログにして学生の内から株取引やNISA等を利用して資産運用を始めたいけど元手が無くて始められない学生の参考になればと思います。

 

私のプロフィール

まずは、私のプロフィールを紹介したいと思います。

私は都内の私立大学大学院に通う修士1年の理系大学生です。

理系院生ということでやはり研究がメインでバイトは細々と大学内で出来るバイトをしています。

月々の収入は月平均3万程と世の大学生と比較するとかなり少ないほうだとは思いますが、そこそこ研究しっかりやってる大学院生だったらみんなそんなものだと思います。

 

何故奨学金を借りて株式投資をしようと考えたのか

先述の研究以外にも英会話サークルで英語の勉強をしたり通学に往復4時間かかったりと私はバイトをする時間があまり確保できません。ですが、卒業旅行にはパーッと海外に行きたいなと考えておりました。

また、つみたてNISAやiDeco等近年の資産運用ブームを受けて卒業してお金を自分で稼ぐようになったら資産運用をしたいと日頃より考えておりました。

そのため大学在学中から少額ですがつみたてNISAで米国インデックス投資をしたりして勉強していました。

 

”適切な形でお金を運用すればリスクを抑えて資金を増やすことが出来る”ことはそこで学んでいたのですがいかんせんその初期費用である元手がないことがネックとなっていました。

そこで大学院進学説明会でふと見かけた国からの第一種奨学金のことを思い出しました。第一種奨学金は大学での成績がそこそこ良く家がそこまで裕福でなければ借りられます。私は母子家庭で大学時代は学科5位TOEIC880点とそこそこ良かったので応募してみることにしました。

 

第一種奨学金は2年間で2,112,000円を無利子で借りられてそれを14年くらいかけてダラダラ返せば良いシステムなので、お金を借りてみて全く生活には使わずに資産運用して返済した場合卒業時に手元にいくら残っているのかを試算してみました。

かなりガバガバな計算なのですが、月33,333円をリターン8%で運用したところ約64,000円のリターンが2年後に手に入ることが分かりました。

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積み立てNISAシミュレーション

このリターン8%というのはかなり荒唐無稽な数字なのでリスクが高すぎてホントはあてにしちゃいけないレベルなのですが

ただお金を借りて返すだけで台湾旅行くらいなら行けそうが金額が手元に残ることが分かったので借りました。

親には素直に資産運用したいから奨学金を借りたいと伝えて借りさせて頂きましたが、正直理解ありすぎる親なので普通は反対されますよね笑

良く許してくれたなと...

 

実際に借りてみて

4月になって大学院に入学して色々なめんどくさい書類を書いたり離婚した父親に保証人になってもらったりと、この時点で必要な作業が多すぎてかなり後悔していたのですが乗り掛かった船なのでやりきってお金を借りるところまで漕ぎ着けました。

 

もしもこの記事を読んでやってみようと思う方がいましたらこの時期は明るい未来を夢見て耐えましょう笑

 

申請が通ったのが2020年の7月で4~7月分がまとめて支払われるので3,4月の米国株が暴落している時に投資信託をしっかり仕込んでおけなかったのはホントに痛手でした笑

 

積み立てNISAで毎月投資してみた

お小遣い事情として5月から毎月満額つみたてNISAで積み立てを行なえば奨学金が入金されるまでの間お金がどうにか持ちそうだったので2020年5月から「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に毎月1日に定期購入で満額の33,333円を投じてみました。

つみたてNISAは毎年40万円まで、期間にして20年間が非課税で投資が出来る制度なのでそれを満額利用しようとすると月々33,333円になります。

私の元々のスズメの涙ほどの給料だとすぐに破算してしまいます^^

定期積立も毎日積み立てるタイプと毎月積み立てるタイプと自分でボタンポチポチして積み立てるタイプがあるのですが、楽天ポイントが付く毎月積み立てるタイプにしました。素人考えで株価見て一番低いタイミングで自分で33,333円仕込んだらええやんって最初は思ってたんですが、そもそも一番低いタイミングが分かるんだったら株で負ける人なんていない訳で、

いつが一番低いか分からないものでも時間軸で分散投資を行うことで平均取得価格を下げられるのがドルコスト平均法なんだなぁ......と色々考えて至ったので大人しく毎月積み立て方式にしました。

(ドルコスト平均法自体かなりリスクの少ない投資法ではありますがお金を返す期限がある以上返さなきゃいけない時期に米国株がタイミングよく暴落している等の別個の事情でリスクが増えます。なので自己責任でやってね!)

 

調子に乗って個別株も初めてみた

「国から借りた金で海外ETFドルコスト平均法」というなんともリスク的にグレーゾーンなことをしてきた私ですが2020年8月頃に調子に乗って個別株取引も初めてみました。

ETFは色んな企業の株をバランスよく買うことで、輸出が不調で製造業はダメだけど内需が強いから食品業は好調といったようにリスクの分散を行っています。

そして国が成長している(インフレが起こる)以上ETFも国の経済成長率と連動して成長をするためそれを時間をかけて購入していくことでリスクをかなり落とすことが出来るというのがETFの良いところです。

 

しかし個別株は違います。

株価の下降時に購入して株価が上がるのを待って10年塩漬けにしているけど一向に株価が上がらないとか平気であるのが個別株です。会社の不祥事一発で際限なく株価が下がったりするためリスクの量が違うのです。

なので初心者の個別株は慎重に行うべきです。ましてや期限の付いたお金で個別株を買うのだからもはやギャンブルです。

 

私が何故個別株を始めたのかと言えば、かなり浅はかな理由からでした。

「コロナ市場の時期にイベント株や本来業績堅調な割安株を仕込んでおけば儲かるのでは?」

といういかにも初心者が考えそうなアイデアでした。今思い返してもものすごい初心者感。

こんな浅い考えで実践するのははっきり言って凄すぎる笑

実際は初心者が株をいきなり手を出すとか死亡フラグでしかないので評判の高かった本を5~6冊買ってきて読んだりtwitterで情報収集したりしました。

株取引で安定して利益を上げている人ってホントに勉強している人が多いなと分かっていたので本を数冊読んだ程度じゃスタートラインにすら立っていないことも分かっていましたが習うより慣れろということでとりあえず初めてみました。

 

本で読んだことを実践して株を買ったらその直後に株価が暴落するというかなり恥ずかしい経験や高値で掴んで塩漬け等ありがちなミスを一通り経験してみました笑

 

つみたてNISAを10カ月間運用してみて

つみたてNISAは長期間で運用して複利の力を利用して収益を上げるものであることを最初に断っておきます。なので卒業時に解約、みたいなことはしない予定です。ですが、一応含み益を追って”理論上2年間でこれだけ稼げる”という指標を掲げること自体には価値はあるのかなと思っているので途中経過ですが含み益を発表したいと思います。

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2021年3月5日時点でのトータルリターンは68,780円でした。

これは含み益なのでこの時点で解約した場合のみこのお金は手に入ります。手に入れるまでは幻です笑

当初予定していた64,000円を既に達成していますがこれは完全にコロナショックのお陰でした。ただのラッキーです......

去年3月からの値動きですがコロナショックで一度暴落してから度重なる金融緩和の影響で綺麗に右肩上がりになっているのが分かります。

卒業するタイミングでまた暴落すればその利益で卒業旅行に行くという夢も破れる訳です^^

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個別株取引を10カ月間してみて

続いてはお待ちかねの個別株取引を行った成績発表になります。

10カ月の個別株取引の実現損益は「+65,841円」でした!それにわずかですが配当を加えると「+68,153円」という結果になりました。

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結論から言いますと先程申し上げた、

「コロナ市場の時期にイベント株や本来業績堅調な割安株を仕込んでおけば儲かるのでは?」

という考えは割と当たっておりました。ただし胆力(握力)があればという話ですが。

株初心者でかつ浅学な私がこれだけ利益を上げることが出来たのはこの一年間市場が簡単だったからとしか言いようがなく今後も利益を上げられる自信は1mmもありません笑

 

また、「日本航空」の株も上がるだろと思って買ったのですが私のあまりの胆力のなさに不安になって手放してしまい結果37,000円をただ失うという痛い経験もしました。

以下に私の個別銘柄の取引ログを載せておきます。

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10カ月資産運用をしてみた結果

つみたてNISAと個別株取引の実現損益と含み益を加算するとこの10カ月間で

「+136,933円」利益を得た計算になります。

奨学金を借りて投資(投機)なんて荒唐無稽なことを言い始めた割にはしっかりと利益が出せています。

はっきり言って個別株取引はオススメしませんがつみたてNISAはオススメです。

個別株取引ははっきり言って私は運が良かっただけで実力では全くないと感じているので個別株で損益を出しまくって株はこりごりだぁと言って退場していた可能性も十二分にあると考えております。

ですがつみたてNISA&ドルコスト平均法はかなりリスクの低い手法であると考えられるため良く勉強した上でやるならオススメです。

よく学生がつみたてNISA始めたいと言うと「社会人になってからやれ」であったり「そんなことしていないで学生の内は勉強しろ(もしくは遊べ)」といった声がネットで見られます。

 

個人的にはかなり的を得た発言だなと思うのですが、奨学金を借りて行う分には話は別です、勉強も遊びもした上で資産運用が行えます。

大学で学業を頑張りたい学生こそ奨学金を運用するという考えを持ってみて頂きたいです。

 

また、この一年間で色々なことを勉強することが出来ました。世界情勢や経済学の本まで興味を持って読むことが出来たので資産運用の勉強は教養を身に付ける意味でも良いと感じている所存です。

今後も運用結果を更新していく予定ですので、このブログが学生の内から資産運用を学びたいorしたい人の助けになれば幸いです。